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ハート流布少年の備忘録

良いと思ったことや作品を「いいね!」と言うためのブログ

RUN ver.2.0が近づいてきたのでRUN(無印)の振り返りをしてみた

演劇

冷たい風が吹き始め、どうやら秋から冬へと季節が変わり始めている……。

そろそろ11月。

11月と言えば、お座敷コブラさんの「RUN」ver.2.0!

 

祭りダーーーーーーー!!!!!(太鼓を打ち鳴らす音)

 

なんだかんだで初日まで残りわずかとなってきましたね。

そこで、今回は前作RUNの総復習編と題しまして「あんなことあったね、あんなキャラいたね」と振り返りつつ、RUN ver.2.0の予習も兼ねた記事を書いていこうと思います。

基本的にはネタバレなしでRUNってこんな感じだったよーという記事にしてますので、前作観てないけどver.2.0気になるなーって方もどうぞ〜。

 

※RUNのネタバレになりそうな部分は注釈で下の方に書いておきますので、観てない方はスクロールのしすぎに注意です。

 

 

 

 

 

 

RUNシリーズとは

劇団お座敷コブラ史上初の三部作作品のことです。(このブログではRUN三部作を、仮に「RUNシリーズ」と呼ぶことといたします)

神奈川を拠点としている劇団お座敷コブラ。主宰である伊藤裕一さんの脚本・演出で毎回公演を行っているのですが、RUNシリーズでも同様に伊藤さんが作・演出をしております。

お座敷コブラと言えば少年漫画っぽいファンタジー!という印象だったのですが、本シリーズはミステリーANDサスペンス。ハードボイルドな仕様で、現実のピリッとした人間関係や事件のトリックも見所の一つとなっています。

第1作目である「RUN」では当初三部作であることは伏せられており、初日公演のラストで三部作であることが発表されました。

お座敷コブラ作品の伝統芸「クロス」(公演の中盤でダンスを交えながら物語を展開させる伊藤裕一考案の演出技法。百聞は一見に如かずなので、一度ご覧あれ)はもちろん、伏線ましましの怒涛の2時間を前作ではかましてきていましたので、ver.2.0もなんだか大変なことになりそう。

2016年夏には前作「RUN」のDVDを劇団員とゲストを交えて大画面で鑑賞する、「RUN上映会」も実施され大いに盛り上がりました。

 

前作RUNは三部作であることが伏せられていたことから、「RUN」というタイトルで2015年1月に公演されました。(前作の公式ホームページはこちら

RUNシリーズと混同しないためにも、ここからは前作RUNを「RUN無印」と仮称させていただきますね。

 

RUN無印(仮称)ってどんな話だった?

元刑事、塩図希

皆は男をHOPEと呼んだ

どんな事件からも決して逃げない「希望」そのものだとーー

(引用元:お座敷コブラ公式ホームページ・蛇足絵巻

 

 世界的ピアニスト・梶本榎音の凱旋公演中に、コンサートプロデューサー・近藤譲が謎の死を遂げる。

当初、近藤は発作が原因で死亡したと思われていたが、何者かによって毒殺されていたことが判明。

新人刑事の若葉と元刑事・塩図、そして強行係の刑事たちが必死に捜査するものの、「本当の女神」のピアノ、使用された毒物アコニチン、榎音を取り巻く人間関係など様々な要素が絡まり合い、事態は複雑な様相を呈した。

しかし、捜査中の違反で若葉は捜査から降ろされてしまう。

登場人物たちの欲望・野望が渦巻く中、こんな状況で若葉と塩図はちゃんと事件を終わらせられるのか!?そして、犯人の真の目的とは!?

 

あらすじはこんな感じです。続きはRUN無印本編でご確認ください!

 

 

RUNver.2.0でも引き続き登場すると思われる主要人物

※()内はRUN無印の時点でそのキャラクタを演じている役者さんのお名前です。敬称略。

※前述しましたが、注釈部分はRUN無印のネタバレを含みます。「*1」などアスタリスク+数字の部分は注意してクリックしてください。

 

 

塩図 希(残間統)

本作の主人公。元神奈川県警刑事。

いつも吸っているタバコの銘柄がHOPEであることから、周囲から「ホープ」と呼ばれている。*1

鋭い洞察眼と徹底的な捜査でどんな事件にも果敢に立ち向かう、ハードボイルドな渋くてかっこいいおじさま。

何らかのきっかけがあって刑事を辞めたが、その理由は未だ謎のまま。警察とは違う立場から捜査することに意味を見出している様子ではある。

苗字を違う読み方にするとエンズって読めるのって、何かに対して私怨があるんじゃないかと勝手に疑ってます。エンズ=廃棄物という思考回路、ドリフターズの読みすぎでしょうか。

 

若葉 享(本田和大)

交番勤務から神奈川県警刑事課強行係に移動してきたばかりの熱血(空回り)刑事。

ドラマのような刑事課に憧れを抱いて臨んだ初の捜査で、現実とのギャップに打ちのめされる。

RUN無印では塩図と神奈川県警刑事課を行ったり来たりしながら捜査を進める。

タバコの「わかば」のように根本に火が来ると熱くなる性格で、個人的がんばってほしい好青年の1人。頑張れ若葉。負けるな若葉。

 

丸尾 尚幸(鈴木淳

神奈川県警刑事課課長。

健康オタクでもあり、忙しさに波のある刑事課において部下の健康管理に余念がない。(例えば、周囲の人間がイライラし始めるとトリプトファン不足を指摘する)

心配性の気があったり、上司と部下の板挟みでかなりのストレスを抱えていそうだったりと、他人よりもまず自分の健康を気遣ってほしい(と私個人は思っている)。

普段は穏やかで低姿勢であるが、本気を出すと凄みがすごい。めっちゃすごい。

 

白抜 楽太朗(古林一誠)

神奈川県警刑事課強行係刑事。

組織犯罪対策本部出身。塩図とは親しかった様子。

スカジャンにリーゼントという出で立ちと粗暴な口調から、一見刑事には見えない。

しかし見た目以上に仲間想いの頼れる兄貴分でもある。悩める若葉にコーヒーと優しい言葉、それからありがたーいヒントを与えた。

ちなみに、楽太朗愛用?のバリケードテープと同じ柄のマスキングテープも会場限定で販売されるとか!楽太朗ファンは要チェックですよ→http://11-13act-run.jimdo.com/グッズ/

(11/4追記)

 

 

マスキングテープの販促広告もめちゃんこおしゃれです。私の語彙力は霧散しました。

 

西幹 雛(四條友起子)

神奈川県警刑事課強行係の若葉のセンパイ刑事。

しっかり者でテキパキ周りに指示を出したり、刑事としては誤った行動をとった若葉を叱ったりとバリキャリの素質あり。

塩図が刑事を辞めた(辞めさせられた)ことから、捜査での違反行為に過敏になっている節がある。(仲間が辞めざるを得ない状況になるのをこれ以上見たくないのかもしれない)

その一方で塩図の事になるといろんな意味で動揺する乙女な一面もある。いつものクールっぽく振る舞う様とのギャップが、とてつもなく愛らしい。

 

岩淵 みき(小宮凛子)

警察本部の管理官。

一目見た瞬間にその人物の来歴や職業、心理状況などを読み取るほどの優れた観察力を持つ。

無感情に捜査を強行していくため、周囲を困惑させることも。*2

また、意外と「いちごがいっぱい乗っているタルト」などの甘い物が好きな様子。そしてこれまた意外と部下の心情を図り、空気を読むシーンもある。

 塩図とは徹底的に捜査をする点では似通っているものの、その価値観やスタンスが違うような描写もあり、今後両者がどのように関わっていくかは気になるところです。

 

根津 美樹・ネズミ(和世レオ)

景山 隼人・トカゲ(中田豪一)

井本 武志・イモムシ(藤本貴行)

怪しいバーを拠点に活動する探偵トリオ。

互いのことはネズミ、トカゲ、イモムシとあだ名で呼び合う。

塩図との会話から察するにおそらく三人とも前科持ち。*3

パンクで世紀末って感じの外見は初めて会った若葉がドン引くほどのインパクト。(トカゲに至っては赤モヒカン)

ネズミはサイバー捜査、トカゲとイモムシは変装及び潜入捜査が得意。三人の長所を活かして塩図の推理に貢献する。

 

小野田 誘(橋本我矛威)

THE・アキバ系オタクといった雰囲気の人気ライトノベル作家

ネットスラングを多用して早口で捲し立てる喋り方が特徴的。

ネット掲示板に「本当の女神のピアノ」について書き込むなど、以前聞いたとあるピアニストの紡いだ音色に心酔している。

RUN無印では突然訪ねてきた塩図を自宅(高級マンション!)に招き、事件の捜査に協力した。

どうやらRUN ver.2.0では彼の書いたゾンビが主人公の最新作が事件の鍵を握っているとの噂。どうなるストーリーシリーズ。

 

江角 蘭丸(伊藤裕一)

フリーの記者。

えげつない記事を書くことに定評がある。大手週刊誌ではなくネットニュースサイトに記事を流すあたりもまたえげつない。

塩図に対して異常なまでの憧れを抱いており、もはや執着とも言うべき感情も見受けられる。

フリーライターの仕事以外に、何か別の目的で各方面を暗躍している様子。一体彼の真の望みは何なのだろうか……。*4

ちなみに、蘭丸ちゃんの名前を英語にしたりすると隠されたメッセージが浮かび上がるとメイキングで主宰がおっしゃってましたが、未だに答えを出せていません。

 

二宮 桃星(小川千尋

キラキラネームのフリーライター見習い。(桃の星で「ももせ」って読むよ!)

一言で言うとウザ可愛い系。蘭丸にまとわりついて鬱陶しがられていた。

しかし、ひょんなことから蘭丸と行動を共にすることとなる。*5

本作で私が一番その身を案じている人物でもある。大丈夫かな。

 

 

他にもver.2.0でもキーパーソンになりそうなRUN無印のキャラはたくさんいるのですが、文字数の関係で今回は省略させていただきます。ごめんなさい!

 

 

RUN無印で残された謎、その先につながるテーマ

 

  • 塩図の娘は死んでいた?!その原因とは。
  • 塩図が警察を辞めたきっかけ、理由の詳細。
  • 蘭丸はなぜあそこまで塩図にお熱?結局何者なの。
  • 小野田さんラストで誰とお電話してるんです?!
  •  ってかその他もろもろみんな無事か?!大丈夫か?! 

 

…とちょっとネタバレもありますが、RUN無印で残された謎、次回に続く伏線をいくつか並べてみました。

明かされていない謎はまだまだたくさんあるかと思います。

これらの謎に加え、 RUN無印の引きの強すぎるラストのせいで続きが気になっている方も多いハズ!

 

前作ではゴーストライターやら偽物やら影武者やら「誰かの影になっているもの」がテーマの一つになっていました。登場人物たちが過去という名の亡霊や、自分の実力の無さ、立場上の制約に悩みもがいていたのが、私の中では印象に残っています。

そして、RUNシリーズとしては「何かから逃げる人々の物語」をテーマにしているようですが……。彼・彼女らはいったい何から逃げているのか。

夢、現実、トラウマ、過去、その他様々なしがらみ……。

ver.2.0では今までに起こったことも絡め、登場人物たちが逃れようとしているしがらみにスポットライトが当てられるのでしょうか。

 

 

RUN ver2.0はいつどこでやるの?

というわけで、以上RUNの振り返りをしてきたわけですが…… 

次回作の「RUN」ver.2.0がいつどこでやるのかは以下の引用をご参照ください!

お座敷コブラ12畳目公演「RUN」ver.2.0

 

2016年11月3(木・祝)~13(日)10日14+1ステージ!

作・演出 伊藤裕一

 

―彼が現実から逃げれば逃げるほど、それは現実味を帯びた。

お座敷コブラが贈る「RUN」3部作第2弾。

 

共催 公益財団法人川崎市文化財団/川崎インキュベーター

 

 

CAST

 

伊藤裕一

古林一誠

 

残間統

鈴木淳

本田和大

四條友起子

小宮凜子

橋本我矛威(Nantecotta Pannacotta Orchestra!)

菅沼翔子

原田琢磨

宮森セーラ

海野亮平

高橋留依

橋本達也(THE 黒帯)

山田せいら(進戯団 夢命クラシックス

中田豪一

藤本貴行

和世レオ(TEAM 風雷Bow)

おかもとひろき(ガソリーナ)

庄子裕衣(amuleto)

奥洞和哉

松平なな

小山ごろー

 

 

Dancer&Emsemble

 

吉野めぐみ

小林実加

多部田瑞葉

中田亜梨紗

中武夢未

 

ほか

 

Ticket

■チケット料金■

前売り:4,500円 当日:5,000円

高校生以下:3,500円(要証明書)

  

チケット予約ページ

http://confetti-web.com/ozashikikobura_12/

 *追加公演分の受付は22日より開始。

 

(中略)

 

会場

ラゾーナ川崎プラザソル

 

*JR川崎駅より徒歩6分

 
 

 (引用元:お座敷コブラ「RUN」特設サイト・公演情報 )

 

 チケットの事前予約は昨日で終わってしまったんですが、当日券はあるっぽいです。

 観に行く回数を増やすか迷っている人や、本当は気になってたけどチケット買ってなかったって人も諦めずにレッツトライ。

 

(11/4追記)チケットは完売してしまったようで、当日券はキャンセル待ちでのご案内だそうです。劇団お座敷コブラさんの公式ツイッターアカウントも参考にしてください!諦めないで!

 

 

 

それから、ver.2.0の予告動画(主宰作!)もありますよ〜。


お座敷コブラ12畳目公演「RUN」Ver.2.0特別予告編

(11/5 追記)

特別予告編の解析をしていたら頭グルグルフル回転してしまって眠れなくなりました。

ふせったーに解析はまとめておきました。

Masked tweet by @alter_heartful | fusetter

 

それからそれから、RUN無印の予習が済んでいない!観たい!という方は観劇三昧のページをご参照くださいまし。 

月額1000円いかないお値段で演劇見放題なオススメサイトです。

kan-geki.com

 

 

RUN無印の台本はPDF形式ではありますが、お座敷コンテンツ部にて販売中。

あのセリフもこのセリフもト書きも含めてちゃんと台本形式で読んでみたいんじゃあ!という欲張りなあなたにオススメ。

expectedtoperform.stores.jp

 

 

さらにさらに、本作ではお座敷コブラ作品初のパンフレットも販売されます!

 

表紙のデザインからして気合い充分の作り込みですね。めっちゃかっこいいぞ。

事前予約販売は終わってしまいましたが、ぜひぜひ当日の会場でお買い求めください!

 

 

 

 

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

 

RUN ver.2.0も作り手の皆さん、観客の皆さんが楽しめるものとなりますよう、応援しております。がんばれ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これより下はRUN無印のネタバレありの注釈がございます。閲覧注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:表向きではタバコの銘柄が由来であるが、塩図本人には伝えられていない裏の意味は「HOPE」。最後まで諦めず事件の真相に挑む塩図は、白抜や西本を始めとする刑事課の希望でもあったのです。

*2:現体制でのスピードに欠ける捜査に問題を感じているようで、管理官でありながら自ら捜査までしている。

*3:特にネズミに関しては伊藤さんが作演出していた『HOLD THEM』という作品で過去の姿が描かれています。気になる方はチェックしてみてくださいね。

*4:実は、RUN無印で起こった事件は全て彼がお膳立てしたものだった。しかし、いろいろと蘭丸の予想していなかった事態が起こり、思惑通りにことが進んだとは言えない結末に終わる。各人の想定外の行動に対しふつふつと怒り、冷静に邪魔なものを取り除いていく姿は「サイコパス」や「狂気」といった彼の性質を浮かび上がらせているように感じます。殺人事件を巧みに組み立てていく様はまるで指揮者や演出家のよう。RUN無印の事件も蘭丸から塩図への挑戦状、もしくは塩図を最も輝かせるための舞台だったのではと疑ってしまいます。彼についての考察はyaccoさんのふせったーがとっても参考になったので、ぜひ一度目を通してみてくださいな。

http://fusetter.com/tw/xJiNp#myself

 

*5:「ひょんなことから行動を共にすることとなる」という字面だけだと可愛いものだが、実際は蘭丸がとある人物を殺害した現場に居合わせてしまい、その後の別の殺人の共犯を強要された、とまぁ完全なる被害者である。すげえ心配。