ハート流布少年の備忘録

良いと思ったことや作品を「いいね!」と言うためのブログ

崩壊シリーズ『リメンバーミー』が今年もいい崩壊っぷりだった【感想】

終了直後、会場から満足げなため息がそこかしこからドッと聞こえてきました。

観劇後に客席からここまで充足感が溢れでてくるお芝居というのは珍しいよなぁ。

 

 

というわけで、今年も観てきました!崩壊シリーズ『リメンバーミー』のレビューです。

以下、多少のネタバレを含みます。

閲覧の際はご注意ください。

 

 

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火曜ドラマ『カルテット』全話を通して思ったこと

 

ついにドラマ『カルテット』が最終回を迎えましたね。

出演俳優・女優に釣られてめずらしく一話から観始めた作品でしたが、結果としてシナリオにも演出にも音楽にも心奪われ、毎話最低でも3回は観直すというカルテット中毒者になっていました。

というわけでして、もちろん最終回の後はカルテット・ドーナツホールの4人の会話を覗くことができない寂しさに襲われています。

この寂しさを紛らわすべく、カルテット総括レビューを書いていこうかと思います。

以下、最終話のネタバレもちょっと含みますのでご注意ください。

 

 

『カルテット』公式ホームページ

www.tbs.co.jp

 

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映画『この世界の片隅に』・感想

 


映画『この世界の片隅に』予告編

 

「かなしくて かなしくて とてもやりきれない」

 往年の名曲を歌うコトリンゴさんの優しくも遠くまで届くような、伸びやかな声に誘われ、観ることを決意した次第。

以下、今更ではありますが、映画『この世界の片隅に』レビューです。

今回はなるべくネタバレしないように書いていこうかと思います。

 

この世界の片隅に』ってどんな映画?

【あらすじ】

舞台は戦時下の広島・呉。「ただでさえいつもぼぉ〜」っとしている主人公・すずは4歳年上の周作の元へ嫁ぐことに。

新しい環境に戸惑いつつも、優しい義父・義母、厳しい義姉など周りの人に助けられながら生活していくすず。

しかし、戦争の被害は広島にも及び、徐々にすずの大切なものたちが失われていく。

そして、時計の針は昭和20年8月へと進んでいく……。

 

映画『この世界の片隅に』は 同名の漫画を原作とする長編アニメーション作品です。

各メディアでも、クラウドファウンディングで資金集めをしていたことや、小規模公開からのスタートで驚異的なヒットを叩き出したことで注目されていましたね。

 

ツイッターなどの評判がかなり良かったし、予告編でも笑えるシーンがあったため、戦争ものでも大丈夫だろうと軽ーい気持ちで観に行ったのですが……、そんなことを後悔するくらい大泣きしました。映画館で。

そして、鑑賞後3日間はずっとすずさんたちのことが頭から離れなくなりました。

こんな経験は初めてで、映画の世界がそのまま背後から侵食してくるような感覚を、今でも時々思い出してしまうほどです。

自分の日常に染み込んでくる……否、もともと私たちの生きているこの世界にすずさんがいたことに気づく。

その衝撃は「鈍器で殴られた」とかそんなレベルを超えて、脳みそを5万回くらい張り手されたような、とてつもないものでした。

 

 

共に生きている感覚

 この「日常の延長線上にすずさんがいる」という感覚は、私だけが得たものではなく、この映画を観た多くの人が得た共通のものであるようです。

では、なぜ私たちは『この世界の片隅に』を観終わった後、そのような印象を受けるのでしょうか。

 

その理由は、本作が入念な取材や時代考証をした上で作られたことにあると言えるでしょう。

原作者のこうの史代さんはもちろん、監督の片渕須直さんら映画スタッフも何度も何度も広島に通っては、現場の今と昔を調べていたようです。

これらの綿密な下調べをしたことで、映画の物語はより現実味のある、 リアリティに迫ったものとなったのだと考えられます。

 

 主人公・すずを演じたのんさんも、本作の魅力について以下のようにおっしゃっていました。

のん「自分も一緒に生きているような気持ちになるのが魅力なのかな」

出典:『クローズアップ現代+』(2017年1月12日放送)

 終戦からすでに70年以上経ち、戦時中の出来事はだんだんと遠い過去のことであると見られがちです。

ですが、『この世界の片隅に』では、まるですずさんという女性の人生を丸ごと自分の中に取り込んでしまったかのような感覚を持って、戦時下の人々の生活を追っていくことができます。

とことんリアリティを追求して作品を作ることで、まさに、すずさんと一緒に生きていると身をもって感じられる。

ここが本作の最大の魅力なのかもしれません。

 

 

「昔の人」は愚かだったのか

 また、鑑賞後、私は学生時代の歴史の先生の言葉をふと思い出していました。

その先生は学期末のころ、こんな話をしてくれました。

 

「たしかに、歴史上の人々は、現代を生きる私たちから見れば不合理で、ありえない選択をしていることもある。

しかし、その人たちを馬鹿するのは絶対にしてはいけないことだ。

明日何が起こるのか、私たちにはわからないのと同じように、その時代の人々は歴史上のことの顛末を知らない。

結果を知っている私たちから見れば不合理に思える選択でも、その時代を生きた人々からすれば、その選択がその時代に取ることのできた唯一のものだったかもしれない。

だから、私たちは昔の人々のことを笑ったりせず、歴史から真摯に学ばなければならない」

 

過去を生きていた人々の行動は、現代の私たちでは考えもつかないようなものもあります。

例えば、戦国時代の武士の死生観だったり、中世ヨーロッパのトイレ事情だったりは現代人の常識から逸脱しており、意味わかんなーいと感じることも多いかと思います。

私だってなぜ窓から糞尿を道路に捨てるのか、正直、意味わかんなーいと未だに思っています。
じゃあ、彼らと私たちは違う生き物かと言うと、そういうわけでもない。
私たちと同じように悩んだり、つまづいたりしながら、選択を繰り返していた、普通の人間です。
そうして、普通の人々がその時代なりの営みを育んできた過程が、いつしか一連の流れとしてまとめられた。それが歴史と呼ばれるものなのです。
当時、この話を聞いた時もハッと気づかされるものを感じましたが、『この世界の片隅に』を観て、ようやく真に理解できたような気がしています。

 

 1月12日に放送された『クローズアップ現代+』にて、こうの史代さんと片渕須直監督も「昔の人」について、以下のように言及しています。

こうの史代「昔の人は愚かだったから戦争をしてしまった。

そしてこんな生活に、っていう感じで片づけられる気がするんですけど、本当はわれわれの見たことのある祖父母は決してバカな人ではありませんでしたよね。

彼らが彼らなりに工夫して幸せに生きようとしたということをこの作品で追いかけてつかみたいと思ったんです」

出典:『クローズアップ現代+』(2017年1月12日放送)

      

片渕須直「『この世界の片隅に』という題名なんですよ。

で、描けるのは片隅にいる、さらにその片隅にいる、小さなところにいるすずさんからの目線だけなんですね。

たまたま人生の一時期が戦争中だったというだけの われわれと全く変わらない人たちであるはずなんですね」

出典:『クローズアップ現代+』(2017年1月12日放送)

 

 遠い昔の人を自分から切り離して考えるのではなく、あくまで同じ人間であったという共感を持って歴史を振り返る。

本作を観て、この共感の重要性を改めて痛感しました。

人文社会科学が軽視されがちな今、このような史学の面白さ、大切さを実感させてくれる作品が作られたことに感謝を申し上げると共に、本記事を締めくくらせていただきます。

 

ここまでお読みくださった皆さま、ありがとうございました。

 

 

公式ホームページはこちら

konosekai.jp

 

現在『この世界の片隅に』を上映している映画館の情報はこちらからどうぞ!

3月になってもまだまだ上映している映画館があるみたいですよ。

⇒ 劇場情報|Theaterpage Master

 

 


すずさんのありがとう

RUN ver.2.0が近づいてきたのでRUN(無印)の振り返りをしてみた

冷たい風が吹き始め、どうやら秋から冬へと季節が変わり始めている……。

そろそろ11月。

11月と言えば、お座敷コブラさんの「RUN」ver.2.0!

 

祭りダーーーーーーー!!!!!(太鼓を打ち鳴らす音)

 

なんだかんだで初日まで残りわずかとなってきましたね。

そこで、今回は前作RUNの総復習編と題しまして「あんなことあったね、あんなキャラいたね」と振り返りつつ、RUN ver.2.0の予習も兼ねた記事を書いていこうと思います。

基本的にはネタバレなしでRUNってこんな感じだったよーという記事にしてますので、前作観てないけどver.2.0気になるなーって方もどうぞ〜。

 

※RUNのネタバレになりそうな部分は注釈で下の方に書いておきますので、観てない方はスクロールのしすぎに注意です。

 

 

 

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シン・ゴジラで庵野監督が好き放題やっていて最高だったっていう感想

巷で話題の『シン・ゴジラ』を観てきました。

 

最近、邦画に飽きてきていた私も楽しめたので、ちょびっと感想を書きます。

もう既に「ゴジラは結局何だったのか」とか、「庵野はこれが言いたかったんだ」といった高尚な考察及びレビューはなされていると思いますので、個人的に思ったことをツラツラ書き連ねていこうかと。

これから書くのはシン・ゴジラという作品についてではなく、シン・ゴジラを作った人たちについて、個人的にいいね!と思ったことです。

映画制作現場を全く知らないド素人が書くので、制作関係の方などは不快に思われるかもしれません。「そういうの無理、放射熱線吐く!」という方は是非ブラウザバックをお願い致します。

 

だけど、とある登場人物がこの映画で「私は好きにした、君らも好きにしろ」って言ってましたよね。

 

じゃあ私も好きにする!!!!好きにするからな庵野!!!!!素人だからこそ書けることをガンガン書くからな!!!!!!!!!気をつけてね!!!!!!

 

 

シン・ゴジラ』公式サイトはこちら↓

http://www.shin-godzilla.jp/index.html

 

 

 

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聖地ポーカーズ舞台『Dice or Scythe』感想(取り急いでないver.)

聖地ポーカーズVol.02『Dice or Scythe』

2016年8月5日〜8月11日

於:ラゾーナ川崎プラザソル

 

キャスト・スタッフ

伊藤裕一(お座敷コブラ)  #主演ダブルキャスト
緑川睦(アース・シー・スカイ)#主演ダブルキャスト

早乙女ゆう(サンズエンタテインメント

稲垣希
京本有加
鈴木淳
竹本洋平
菜月ありさ(ワルキューレ
西尾雅司
橋本達也(THE 黒帯)
早川剛史
程嶋しづマ
松平奈々
横澤真人 *プロポーカープレイヤー

*カテゴリー別、五十音順

 

作・演出/榎原伊知良(THE 黒帯)
企画・製作/聖地ポーカーズ

 

*1

 

 

主演ダブルキャストだった『Dice or Scythe』、両パターンを観劇できましたので取り急いでないネタバレ全開の感想を書いていこうと思います。

以下、物語の根幹に関わるネタバレ、個人的な解釈を含みます。

DVDで初の鑑賞を予定している方には読むことをお勧めしません。ブラウザバック推奨。

 

 

公式ホームページURLはこちら↓

聖地ポーカーズ「Dice or Scythe」

 

 

以前、当ブログで同舞台について書いた「取り急ぎver.」はこちら

alter-74.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

*1:公式HP 出演者 及び イントロダクションより抜粋http://dos.seichipokers.com/出演者/ http://dos.seichipokers.com/info/

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聖地ポーカーズ舞台『Dice or Scythe』感想(取り急ぎver.)

『聖地ポーカーズVol.02 Dice or Scythe』、略してdosの8月5日の公演を観劇して参りました。

簡潔に申しますと、観劇後、胸の内に恋しさとせつなさと心強さが渦巻いて、ブログ書きたい書きたいモードになってしまいましたよ。

ただ、まだ公演期間中ですので取り急ぎバージョンとして、あまりネタバレのないような書き方で一旦自分の感情を吐き出させていただきます。(全ての公演が終わってから、ネタバレ全開のも書きたいな)

「俺は私は僕は何一つ情報を入れないまま、まっさらな状態で観に行きたい!」という方は『続きを読む』をクリックせず、ブラウザをそっと閉じてくださいね。

 

 

公式サイトURLはこちら↓

聖地ポーカーズ「Dice or Scythe」

 

 

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